開催報告 第124回労働政策フォーラム(2023年2月6日-9日)オンライン開催
日本の人事制度・賃金制度「改革」

2023年2月に開催した労働政策フォーラムでは、第45回(2022年度)労働関係図書優秀賞に、梅崎修氏の『日本のキャリア形成と労使関係──調査の労働経済学』(慶應義塾大学出版会2021年12月刊)と青木宏之氏の『日本の経営・労働システム──鉄鋼業における歴史的展開』(ナカニシヤ出版2022年3月刊)が選ばれたことを記念し、両氏に記念講演してもらうとともに、経営戦略の一環として人事・賃金制度の改定を実施・予定している企業の事例をふまえ、制度改革するうえでの従業員の納得性の高め方や管理職の今後の役割などについて議論した。(各報告およびパネルディスカッションの概要は調査部で再構成したものを掲載している。)

(※講師の所属・肩書きは開催当時のもの)

記念講演

熟練・分業論から見た人事制度改革の方向性

梅崎 修
法政大学 キャリアデザイン学部 教授

日本の経営・労働システム──歴史的視点から

青木 宏之
香川大学 経済学部 教授

コメント

聞き取り調査から浮かび上がる今日的課題「職場の再構築」

荻野 登
労働政策研究・研修機構 リサーチフェロー

事例紹介

〈かなで〉における人事の取り組み

人見 誠
株式会社みずほフィナンシャルグループ 執行理事 人事業務部長

「ジョブ型」と「キャリア自律」のリアルケース──個の"らしさ"を解放する新人事制度

中西 敦
株式会社リクルートスタッフィング 人事部長

パネルディスカッション

パネリスト

梅崎 修
法政大学 キャリアデザイン学部 教授
青木 宏之
香川大学 経済学部 教授
人見 誠
株式会社みずほフィナンシャルグループ 執行理事 人事業務部長
中西 敦
株式会社リクルートスタッフィング 人事部長

コーディネーター

濱口 桂一郎
労働政策研究・研修機構 労働政策研究所長