労働政策研究報告書No.108
地方の若者の就業行動と移行過程
概要
本報告書は、当機構の5年にわたるプロジェクト研究「新たな経済社会における能力開発・キャリア形成支援のあり方に関する研究」のサブテーマである「キャリア形成弱者の実態と支援に関する調査研究」の2年目の成果にあたります。
「キャリア形成弱者の実態と支援に関する調査研究」においては、キャリア形成をするうえで困難を抱えている(抱える可能性がある)人々は誰であるのか、そこにはどんな課題があり、どのような支援が求められるのかという観点から研究を進めています。
こうした問題意識から、平成19年度には労働政策研究報告書No.97『「日本的高卒就職システム」の変容と模索』をとりまとめ、発表したところです。
平成20年度では、地方の若者層の教育から職業への移行に着目し、北海道(札幌・釧路)、長野(長野市・諏訪地域)を事例として、過去の東京都の調査を活用しながら調査研究を取りまとめました。
本研究では特定の地域を事例として取り上げてはいますが、各地域の事例研究にとどまるものではありません。事例は様々な指標をもとに慎重に選ばれたモデルケースです。日本に住む様々な地域の人々が、本報告書で示した事例のどれかに自らの地域をなぞらえることができることを意図しています。
なお資料編として、平成19年(2007年)『就業構造基本調査』の特別集計結果をもとにした各都道府県別の若者の就業状況のデータ(PDF:1.8MB)が掲載されています。
本文
- 労働政策研究報告書No.108 サマリー (PDF:518KB)
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労働政策研究報告書No.108 本文(PDF:9.9MB)
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- 表紙・まえがき・執筆担当者・目次 (PDF:598KB)
- 序章 問題意識と調査の概要(PDF:259KB)
- 第1章 北海道の現状(PDF:1.2MB)
- 第2章 北海道における若者の職業キャリアの展開と課題(PDF:1.1MB)
- 第3章 札幌・釧路地域におけるフリーターへの経路と離脱(PDF:423KB)
- 第4章 若者の意識とソーシャルネットワーク―北海道の特徴―(PDF:618KB)
- 第5章 長野県の位置づけ(PDF:706KB)
- 第6章 長野県における若者の職業キャリアの展開と課題(PDF:1.2MB)
- 第7章 長野県におけるフリーターの特徴とその離脱(PDF:413KB)
- 第8章 諏訪地域の若者の就業状況 −長野市との比較−(PDF:253KB)
- 第9章 長野・諏訪地域の若者のソーシャル・ネットワークと意識(PDF:777KB)
- 第10章 若年者への就業支援の概況(PDF:431KB)
- 終章 本報告書の要約と政策提案(PDF:132KB)
- 巻末資料(PDF:1.8MB)
研究期間
平成 20年4月~ 平成 21年3月
執筆担当者
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