雇用平等委員会、女性連邦職員の働きにくさを報告
女性の連邦政府職員がいぜんとして職場で働きにくさを抱えている、と雇用平等委員会(the Equal Employment Opportunity Commission’s Office of Federal Operations)が報告した。雇用平等委員会は、賃金や女性管理職登用における格差のほか、ジェンダー・バイアスや職場の柔軟性不足など6項目を指摘している。
6項目の改善目標
雇用平等委員会は連邦政府機関の協力を得て、ワーキング・グループ方式で取り組むべき課題を次の6つに取りまとめた。
- 介助をする立場からみて職場の柔軟性が不足している
- 女性管理職登用比率が低い
- 科学、技術、エンジニアリング、数学の分野で女性比率が低い
- 男女に賃金格差がある
- 性差に関する無意識のバイアスがある
- 男女の機会均等を実現する意識が連邦政府機関に低い
そのほか、状況改善向けた成果の評価や評価指標をつくるうえでの雇用平等委員会の管理責任の欠如についても指摘している。
(山崎 憲)
参考
- EEOC Women's Work Group Report, EEOC.
- Ben Pen, AFL-CIO Advances Plans to Expand With Working America’s Nonunion Members, Daily Labor Report, Oct.12.
2014年1月 アメリカの記事一覧
- 「ミレニアル世代」の女性、職場に不平等感―民間シンクタンク報告
- 雇用平等委員会、女性連邦職員の働きにくさを報告
- カルフォニア州、最低賃金を3年以内に10ドルへ―低額水準の連邦最賃の動向にも影響
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