NSW州政府、公務員4000人を解雇予定
ニューサウスウェールズ(NSW)州の経済は、豪州全体の国内総生産(GDP)の3分の1を占める。2005/06年度は2100万豪ドルの財政黒字となったものの、06/07年度予算は5億3300万豪ドルの赤字に転落する見通し。08/09年度までは黒字化しない見込みだという。
ニューサウスウェールズ(NSW)州政府は、増え続ける赤字削減の方策として、全体の1.3%に当たる公務員約4000人を解雇する予定であることを発表した。NSW州の公務員数は現在、33万人に達している。コスタ同州財務相は、対象となるのは「余剰労働力」の部分であるとコメント。「事務処理部門で必要以上に多い職員に対するもので、強制解雇もあり得る」と述べている。同州では、野党自由党も公務員を2万9000人削減するよう提言していた。NSW州公務員労働組合(PSA)は今回の決定に対し、解雇された公務員の仕事を引き継がないよう呼び掛けるなど、解雇計画に反発を強めている。
参考
- NNA、オーストラリアン・ファイナンシャル・レビュー2006.2.7付
参考レート
- 1豪ドル=85.71円(※みずほ銀行
ホームページ2006年2月28日現在)
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