拡大する賃金格差
シンガポールの賃金格差が拡大している。リム・ブンヘンNTUC(シンガポール全国労働組合会議)書記長は19日、「世界経済とのつながりが深まる中、賃金格差の拡大は避けられない」との見解を示した。
リム書記長は、「経済のグローバル化が進展しており、世界規模で低技能労働者をめぐる低コスト競争が加速している。こうした状況の中賃金引き下げ圧力も高まっており、労働者は厳しい局面に立たされている。一方で、高技能労働者の給与は上昇の一途をたどっており、賃金格差の拡大は世界的な現象。これに対応するには、低技能労働者の生産性向上を通じた給与引き上げを推進する必要がある」と話した。また、50歳以上の失業者や退職者については、「職業訓練を通じ、再就職を支援する必要がある」と述べた。
参考
- 7月20日付ストレートタイムス
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