トヨタ修理工場、2交替制が労働者に好評
各企業は従業員に病気で休暇をとらせるよりは出勤させようと、様々な方法を試みている。これまで成功した数少ない例の一つとして、日本の自動車メーカー、トヨタの試みがある。この数カ月間、トヨタはエーテボリの大規模修理・サービス工場の技術労働者に新しい制度を試みてきた。
この制度の目標は、サービス期間を4週間から1週間に短縮することであった。わずか2カ月後にこの目標は達成された。この新しい措置に顧客たちだけではなく労働者たちも大いに喜んで出勤してきたと報告されている。今までのところ、病欠の報告は1日もないとのことである。
目標達成の理由は、営業時間を8時間から12時間に延長したことである。同時に1日6時間勤務の導入にともなって労働者の数は約50%増加した。第一シフトは6:00~12:00の勤務、第二は12:00~18:00である。
以前と同じ時給の労働者が増員されることによってコストは明らかに増加するが、同社はその設備を今では1日当たり4時間長く利用することができる。そしてさらに重要なのは、当初の意図通り、より能力の高い労働者がこの新しい職場に注目して応募してきたことである。
こうした改善の原因は変化そのものがもたらした心理的効果によるものか、実際にこの新制度によるものかは今後の検討を待たなければならない。このプロジェクトは1年後に評価を受ける予定で、成功したとなれば他の工場もこの例にならうであろう。トヨタはスウ ェーデン全国に100カ所近いサービス店を擁しており、そこで働く機械工は約400人、サービス要員は120人である。
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