銀行労組、組合費の徴収方法をめぐりピケ、遵法闘争

※この記事は、旧・日本労働研究機構(JIL)が作成したものです。

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  • 国別労働トピック:2003年2月

2002年第1四半期の国内総生産(GDP)の伸び率は前年同期比1.1%で、3期ぶりにプラス成長に転じた。ゼティ中央銀行総裁は、旺盛な消費支出が成長を牽引し、外需の増大がそれ支えたと説明。今後もこの傾向は続くとの見通しを示した。

GDPは2001年第3四半期に前年同期比1.2%減、第4四半期に同0.5%減と2期連続でマイナスを記録したあと、今回、3期ぶりにプラス成長に転じた。

部門別で見ると、マレーシア経済の中核である製造部門は2.1%減と縮小したものの、前四半期の8.4%減よりも改善している。同部門のうち、輸出向け電気が8.2%減、同電子が0.6%減といずれもマイナスであったが、国内向けでは輸送機器が17.5%増と大きく伸びた。

サービス部門は4.6%増と引き続き堅調な伸びを示し、成長の牽引役をになった。とくに金融・保険・不動産部門は、銀行の貸し付け業務の拡大、保険収入の増加などを背景に、8.8%増と高い伸びを示した。

建設部門は、2001年に実施された2度の景気刺激策による公共投資の増加などにより、2.9%増。農業部門は外需の低迷などにより4.9%減となった。

今後の見通しについてゼティ総裁は、引き続きサービス部門が成長を牽引していくが、製造業についても受注の増加が見られ、確実に改善に向かっているとの見方を示した。

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