海外のフィリピン人労働者への求人が減少
海外でのフィリピン人労働者への求人が減少している。 台湾、香港での求人は半減し、シンガポールでは、求人数は大きく減少していないが、賃金が低下傾向にある。
この原因は、インドネシアが低賃金のメイドを派遣し始めたことにある。このためフィリピン人の海外労働の主力であるメイドに対する求人が急速に冷え込んだ。
中東地域でも、求人が減少し始めており、アブダヴィのフィリピン人メイドの1カ月の賃金は、以前の200~300ドルから150ドルにまで低下した。
このため海外への人材派遣会社は、今まで以上にヨーロッパ、アフリカ地域への派遣を計画している。人材派遣会社は、ヨーロッパには看護婦、ベビーシッター、メイドにまだかなりの潜在的求人があると見込んでいる。特に、看護婦の派遣を強化しており、オランダ、スイスでは、今後看護婦に対する数千人の求人があると予想している。
2001年9月 フィリピンの記事一覧
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