男女平等と社会保障に関わる各国大臣、非公式に会談

※この記事は、旧・日本労働研究機構(JIL)が作成したものです。

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  • 国別労働トピック:2001年5月

男女平等と社会保障に関わる加盟各国の担当大臣と加盟申請を行っている各国担当大臣は、2001年1月にスウェーデンで非公式に会談を行った。会談は、「男女平等(正確にはGender Equality)と社会保険―経済成長への原動力」という議題の下で、2001年3月に開催されるストックホルム・サミットに向けて各国間の議論を高めることを意図していた。

2000年3月に開催されたリスボン・サミットは、完全雇用を目標の一つに設定し、その中間目標として2010年までに女性の就業率を現在の51%から60%超に引き上げることが示された。さらに2001年雇用ガイドラインは、加盟各国が税制と社会保障制度における男女平等に特に配慮する重要性を強調している。

そのため今回の非公式会談では、これまでの一連の議論を前提に、上述した目標の達成方法等に焦点が当てられた。議長国スウェーデンは、会談の成果をストックホルム・サミットで提示したいと考えている。

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