労相、ILOに海外労働者の権利保護を要請

※この記事は、旧・日本労働研究機構(JIL)が作成したものです。

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  • 国別労働トピック:2000年9月

ジャチヤ労相は、ジュネーブで開催されたILO総会に出席し、2000年6月22日の帰国後の記者会見で次のように述べた。

インドは、ILO加盟国が海外労働者の基本的人権等の権利を保護する計画を支持するよう要請し、グローバリゼーションの進展の一部に資本の移動があるように、国際的な労働力移動の増加を指摘した。さらに、グローバリゼーションに関する社会的費用の抑制を要請し、グローバリゼーションは経済発展の機会を創りだすことは疑いもないが、経済発展が国家間の不平等をもたらさないよう留意されなければならないと付け加え、ILOが発展途上国の雇用促進と貧困の解消に大きな役割を果たすことを希望した。

ジャチヤ労相は、ILOの総会で、労働基準を国際的商取引と連結しようという試みに対し懸念を表明し、インドは、ILOが労働基準の促進に対し単独の責任を持ち、直接的にも間接的にも WTOのための役割を果たさないと確信している、と述べた。

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