人的資源省の雇用情報、インターネットで入手可能に

※この記事は、旧・日本労働研究機構(JIL)が作成したものです。

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  • 国別労働トピック:2000年1月

人的資源省はインターネットを通じた求人・求職情報サービス、エレクトロニック・レイバー・エクスチェインジを2000年に始動する。

リム人的資源大臣によれば、求職者は住所・氏名や保有する資格などを入力し、求人者は必要としている人材の条件を入力すれば、あとはコンピューターがそれぞれの条件にあった求人・求職者を検索する。同サービスは、公共・民間を問わず専門職から非専門職まであらゆる求人・求職情報を提供する。全国の労働力局出張所で利用できるほか、インターネットでもアクセスできるため、たとえば海外在住のマレーシア人学生も利用可能だ。

リム人的資源大臣は、求職者や使用者は必要な情報を入力するだけでよいため、雇用サービスが飛躍的に向上し、履歴書を書いたり面接会場まで足を運んだりすることも近いうちに過去のものとなるかもしれないと同サービスに期待を寄せている。

雇用状況、引き続き堅調

また大臣によると、労働力局に登録された欠員数は増大しつづけており、1999年第1四半期の1万9043件から同第3四半期の3万5142件に増大した(99.5%)。また経済危機のために解雇された労働者は、第1四半期の1万1454人から第3四半期の7690人に減少している。1998年の第3四半期と比較すると70.7%の減少である。

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