全国青年技能訓練所、全国8カ所に増設

※この記事は、旧・日本労働研究機構(JIL)が作成したものです。

マレーシアの記事一覧

  • 国別労働トピック:1999年10月

ムヒディン青年スポーツ大臣は1999年7月9日、全国青年技能訓練所(IKBN)を全国8カ所に増設すると発表した。今年中に建設を開始し、2001年の完成を目指す。

建設予定地は、サバ、サラワク、ペルリス、クランタン、ペナン、ネグリ・センビラン、マラッカ、ジョホールの各州で、費用は備品代を除いて4億リンギ。

同大臣によれば、8つの新訓練所のうち5つについては、最高位の技能資格証を与える特定分野専門の優等訓練センターへ特化させていく(ジョホールセンター(機械工学)、ネグリ・センビランセンター(自動車)、マラッカセンター(ホスピタリティー)、クランタンセンター(土木工学)、ペナンセンター(電気・電子)。より高度な技能を有する管理監督者を養成し、強まっている各産業からの需要にこたえる。

IKBN は青年スポーツ省が管轄しており、現在7つある訓練所で毎年2700人が訓練している。増設により毎年新たに5500人を受け入れる。同大臣によれば、IKBN 出身者に対する需要はきわめて大きく、就職に困る者はこれまで皆無で、なかには自ら事業を起こす者もいる。

1999年10月 マレーシアの記事一覧

関連情報