住友電工では2,000円の引き上げ/電線関係の回答
(2014年3月14日 調査・解析部)
電線関係の組合にも13日までに会社から回答が示された。住友電工労組は35歳技能職・標準労働者のポイントで1.0%を要求し、2,000円の引き上げで妥結。古河電工の労組も同ポイントで3,030円を要求したが、平均1,000円で妥結した。フジクラ、三菱電線はそれぞれ1%見合いの賃上げ要求をめぐって交渉が展開されたが、ゼロ回答となった。
金属労協傘下で電線産業関係の産別組織である全電線(2万7,000人)は今年の春闘で、「定期昇給をはじめとする賃金構造維持分の確保」を図ったうえで、賃金引き上げに取り組むとし、具体的な賃上げ要求を、「35歳標準労働者賃金で1%以上を個別賃金方式で要求」としていた。