労働政策研究報告書No.51
現代日本人の視点別キャリア分析
―日本社会の劇的な変化と労働者の生き方―
概要
本報告書はプロジェクト研究「職業能力開発に関する労働市場の基盤整備のあり方に関する研究」の一部です。「学校から職業への移行」、「転職・失業とキャリア形成・職業能力形成」、「職業資格、研修、自己啓発などの職場を離れた活動とキャリア」、「女性の生涯キャリアと職業との関わり」の各テーマを設定し、現在では 50歳前後になるかつての「進路追跡調査」の対象者へのインタビュー調査などをもとに、それぞれの分析を行いました。
政策に対する示唆として、(1)若者に学歴の向上や技能習得のための教育訓練による「セカンド・チャンス」を与え、「出発時点での運の悪さ」を跳ね返せる仕組み、(2)学卒後まもない「七・五・三」離職をキャリアの探索期とみなして支援する仕組み、(3)個人の問題意識に対応した、目的が明確な Off-JTの教育訓練を確保する仕組み、(4)労働者個人の主観的な思いをすくいあげることを念頭に置いたキャリア研究と政策の展開、(5)個人の生活圏に注目した地域雇用活性化、の必要性などを指摘しています。
本文
- 労働政策研究報告書No.51 サマリー(PDF:274KB)
- 労働政策研究報告書No.51 全文(PDF:1.5MB)
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研究期間
平成 17 年 4 月~18 年 3 月
執筆担当者
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