ディスカッションペーパー 07-04
日本企業の大学新卒者採用におけるコンピテンシー概念の文脈
―自己理解支援ツール開発にむけての探索的アプローチ―

平成19年4月13日

概要

本研究の目的は、若年者を対象とする自己理解支援ツールの開発にむけて、大学新卒者採用においてコンピテンシーの概念が用いられる文脈を探索的に明らかにすることにあります。

はじめに、コンピテンシーに関する様々な定義を整理し特徴をまとめ、その流行の背景と実際の活用状況を概観することによって、日本社会においてコンピテンシー概念が用いられる文脈を明らかにしました。次に、コンピテンシー概念の人事管理への応用について、今日普及しているコンピテンシーを用いたアセスメント手法の原型であるSpencerの理論をまとめました。大学新卒者採用にフィールドを限定し、独自に実施した採用担当者に対するヒアリング調査の結果を、先のSpencerの理論に基づき分析することで、日本企業がコンピテンシー概念を大学新卒者の採用に用いる文脈を明らかにしました。得られた結果を考察し、将来的に若年者の自己理解支援ツールを開発する際に考慮すべき点について指摘しました。

本文

執筆担当者

岩脇 千裕
労働政策研究・研修機構 研究員

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非売品です

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※本論文は、執筆者個人の責任で発表するものであり、労働政策研究・研修機構としての見解を示すものではありません。

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