ディスカッションペーパー 06-04
キャリア教育における公共職業サービス機関の役割
―キャリアガイダンス施策の新たな枠組み―

平成18年9月11日

概要

学校段階におけるキャリア形成支援が広く注目を集めるなか、学校と公共職業サービス機関の連携についても、新たな枠組みが求められています。本研究では、キャリアガイダンスに関する海外の研究動向をベースに、学校におけるキャリア教育に対して公共職業サービス機関はどのような役割を果たすべきなのかを論じ、中学校教員および保護者に対する予備的な調査を実施しました。

海外のキャリアガイダンスの議論および調査結果をもとに、キャリア教育と公共職業サービス機関の連携のあり方として、(1)学校段階で若者に対して自らのキャリア形成を管理するスキルを身につけさせる「生涯キャリアガイダンス」という認識が必要となり、(2)労働者の権利をはじめとする基礎的な労働に関する知識を与える安全網的な視点や、(3)地域の若者を資源と捉え、関連諸機関によって保護しながら守り育てるという観点が重要となる点を示しました。さらに、学校のキャリア教育に関わっていく上での公共職業サービス機関の役割について、今後の研究課題を示しました。

本文

執筆担当者

下村 英雄
労働政策研究・研修機構 副主任研究員
菰田 孝行
労働政策研究・研修機構 臨時研究協力員

入手方法等

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非売品です

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内容について
研究調整部 研究調整課 お問合せフォーム新しいウィンドウ

※本論文は、執筆者個人の責任で発表するものであり、労働政策研究・研修機構としての見解を示すものではありません。

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