ベトナム人労働者受け入れで覚書調印
マレーシアとベトナムの両政府は2003年12月1日、ベトナム人労働者のマレーシア派遣に関する覚書に調印した。フォン・チャンオン人的資源相がベトナム・ハノイを訪問中に合意した。マレーシアは2002年以来、6万7000人のベトナム人労働者を受け入れており、今後半年内に10万人まで増加する見通しだ。
覚書は、ベトナム人労働者の送り出し、受け入れ、就労期間等についての手続き方法をカバーしている。マレーシアが、英語ないしマレー語の使用を要求しないで外国人労働者を受け入れるための覚書を交わすのは今回が初めてである。
フォン人的資源相によると、マレーシアの使用者はベトナム人労働者の勤勉ぶりを高く評価している。マレーシアでは100万人の熟練・準熟練労働者が不足しており、ベトナム人労働者の受け入れによってこうした状況を少しでも緩和したい意向だ。
一方、ベトナム人の主な派遣先はマレーシア、台湾、韓国、日本など。ベトナム政府は労働者が契約期間中に逃げ出し不法滞在者になる例が後を絶たないため、契約違反者の親族らを雇用しないこと、契約期間を順守するよう労働者に説明することなどを仲介業者に求めている。
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