LO傘下の2組合が合併を決定

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  • 国別労働トピック:2004年11月

スウェーデン労働組合総連合(LO)傘下のスウェーデン金属労働者組合(Metal)と化学産業労働者組合(Industrifacket)は、8月から9月にかけて行われた両組織の大会で、2006年1月1日をもって合併することを採択した。

金属労働者組合は、主に自動車産業のブルーカラー労働者を組織し、組合員数37万9000人、約120の地方・地域支部を有している。化学産業労働者組合は、組合員数約9万人、22の地域支部を有し、主にプラスティック・塗料・医療関連製品等の化学産業のブルーカラー労働者を組織している。

両組合の合併に関する議論は、2002年10月頃に開始された。合併は両組合の大多数の組合員の強い支持を受けて決定された。しかし、両組合の地方支部の扱いが課題となっており、合併後は金属労働者組合の支部いくつかが廃止されるものと予想されている。

両組合の組合員数は、近年、2組合合計で約10万人減少していた。合併により組合員数約47万人を擁するLO第2の産業別労働組合が誕生することとなる。LO最大の産別は、スウェーデン地方自治体労働者組合(SKAF)で、組合員数は約60万人である。

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