第3四半期のGDP、7.7%増

※この記事は、旧・日本労働研究機構(JIL)が作成したものです。

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マレーシア中央銀行は2000年11月29日、2000年第3四半期(7~9月)の国内総生産(GDP)が前年同期に比べて7.7%増えたと発表した。これで年初の3四半期(1~9月) のGDP成長率は平均9.3%となり、ゼディ中銀総裁は、2000年通年の成長率は「政府予測の7.5%を超えるだろう」と述べた。

GDPの絶対額は5330億リンギ(1米ドル=3.8リンギ)で、これまでで最高額を記録した。索引役を果たしたのは、20.3%の成長を記録した製造業。とくにエレクトロニクス部門は引き続き力強い伸びを示し、46.3%の高い伸びを達成した。

四半期ベースのGDP成長率が7%以上を記録したのは、今回で5期連続。ゼディバンク・ヌガラ(中央銀行)総裁は、2001年の成長率についても言及し、米国経済の景気後退が予測されるため、7%前後に留まるとの見通しを示した。

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