開催報告:第19回日韓ワークショップ(2021年10月28日開催)
テレワークの現状と課題 

概要

労働政策研究・研修機構(JILPT)は、2000年から、韓国労働研究院(KLI)と共催で日韓両国に共通する労働政策課題を取り上げて議論し、相互の研究の深化を図ることを目的に「日韓ワークショップ」を開催しています。2021年のワークショップは「テレワークの現状と課題」をテーマに、10月28日、オンライン形式で開催しました。

新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、テレワークが世界的に急速に普及しました。日本では、感染拡大による緊急事態宣言の発令を機にテレワークの実施が大幅に拡大しましたが、宣言解除以降、実施が継続されていないケースも少なくありません。テレワークは感染防止に加え、ワーク・ライフ・バランスの向上などが期待される一方、企業の体制整備や社内コミュニケーションに関する課題も指摘されています。

本ワークショップでは、日韓両国におけるテレワークの実施状況、人事労務管理上の問題点、労働政策、そして社会の抱える問題など、テレワークをめぐる諸課題について議論しました。


日時:
2021年10月28日(木曜)
開催方法:
オンライン形式
主催:
労働政策研究・研修機構(JILPT)
韓国労働研究院(KLI)

プログラム

開会あいさつ

14時00分~14時10分
樋口 美雄 JILPT理事長
ファン・ドクスン KLI院長

セッション1

14時10分~14時25分
「日本における在宅勤務の実施状況と課題―コロナ下におけるJILPTパネル調査から―」
高見 具広 JILPT副主任研究員
14時25分~14時40分
「テレワーク(在宅勤務)をめぐる動向―大手企業のヒアリング調査結果を中心に―」
荻野 登 JILPTリサーチ・フェロー
14時40分~14時55分
質疑応答

セッション2

14時55分~15時10分
「COVID19による韓国の在宅勤務拡大とワーク・ライフ・バランス」
ソン・ヨンジョン KLI副研究委員
15時10分~15時25分
「韓国における非対面の働き方の拡大と課題」
ノ・セリ KLI副研究委員
15時25分~15時40分
質疑応答

総括討論(座長:呉 学殊 JILPT統括研究員)

15時40分~16時25分
参加者全員

閉会あいさつ

16時25分~16時30分
ファン・ドクスン KLI院長
樋口 美雄 JILPT理事長

2021年11月19日掲載

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