開催報告:第14回国際フォーラム
変貌する米国労働運動の行方
―米国労働運動の課題とその対応―
(2006年7月26日)
2006年7月26日、労働政策研究・研修機構(JILPT)は、日本労働組合総連合会(連合)との共催で国際フォーラム「変貌する米国労働運動の行方−米国労働運動の課題とその対応−」を開催した。
ビジネス・レーバー・トレンド 2006年10月号に概要を掲載(PDF:1.1MB)
プログラム
- 14:00 開会
- 14:00-14:10 開会あいさつ
小野 旭(労働政策研究・研修機構理事長) - 14:10-15:40 基調講演 「AFL-CIOの挑戦−米国労働運動の課題とその対応」
ジョン・スウィニー AFL-CIO(アメリカ労働総同盟産別会議)会長 - 15:40-15:50 休憩
- 15:50-16:30 コメント及び質疑応答
- ジョン・スウィニー(AFL-CIO(アメリカ労働総同盟産別会議)会長)
- ロン・ゲッテルフィンガー(UAW(全米自動車労組)会長)
- トーマス・ブッフェンバーガー(IAM(国際機械工労組)会長)
- コーディネーター: 上村俊一 JILPT統括研究員
- 16:30 終了
講師・コーディネーター・パネリスト略歴
ジョン・スウィニー(JohnJ.Sweeney)
AFL-CIO(アメリカ労働総同盟産別会議)会長
1934年5月5日ブロンクス生まれ。ニューヨーク州ニューロシェルのアイオナカレッジで経済学の学位を取得。トレド大学法学部他より名誉学位授与。1960年、SEIUニューヨークローカル32Bの委員長に就任。1980年、SEIUの会長就任。4期目の会長就任中の1995年、AFL-CIOの会長に就任。2005年7月のAFL-CIO年次大会で4期目の再選を果たした。
ロン・ゲッテルフィンガー(RonGettelfinger)
AFL-CIO副会長/UAW(全米自動車労組)会長
インディアナ大学卒業。1992年から6年間、インディアナ州とケンタッキー州のUAW組合員を代表するUAW第3地域の本部長を務めた後、1998年にUAWの副会長に選出された。UAW副会長時代は、航空部門とUAWフォード部門の部長を務め、1999年には「Bargaining forFamilies(家族のための団体交渉)」をテーマに交渉を指揮した。2002年、第33回年次総会でUAWの会長に選出され、2006年6月第34回年次総会で2期目再選。
R.トーマス・ブッフェンバーガー(R.ThomasBuffenbarger)
AFL-CIO副会長/IAM(国際機械工労組)会長
1950年生まれ。1970年、ゼネラル・エレクトリック社ジェットエンジングループIAM LL912(オハイオ州、イーブンデール)でアプレンティシップグループの幹事に選出される。1980年には、5大湖地域のIAM特別代表に任命され、1983年には副会長の座に就いた。1986年からIAMの本部員となり編成部で勤務。1988年、会長補佐に就任。1991年から97年までIAM本部で副会長を務めた後、1997年に国際会長に選出される。
上村俊一(うえむらしゅんいち)
JILPT統括研究員(労使関係・労働法部門)
1981年労働省入省後、在チェコスロバキア日本国大使館一等書記官、埼玉大学助教授、政策研究大学院大学助教授、労働省海外労働情報室長、社会保険庁年金調整室長、中央労働委員会事務局調整第一課長等を経て、2004年7月より現職。