開催報告 第128回労働政策フォーラム(2023年10月13日-19日)オンライン開催
外国にルーツを持つ世帯の子育てと労働を考える

2023年10月に開いた労働政策フォーラムでは、雇用形態や失業によって貧困に陥るリスク、生活するうえで必要な情報へのアクセス、言葉の問題、社会とのつながりなど、外国にルーツを持つ世帯がさまざまな課題に直面するなか、研究者の報告と、NPO、地域、行政それぞれが展開する現場での支援の取り組みの紹介をふまえ、課題解決や支援のあり方について議論した。(各報告およびパネルディスカッションの概要は調査部で再構成したものを掲載している。)

(※講師の所属・肩書きは開催当時のもの)

研究報告

外国人雇用のいま─人材開国への挑戦─

周 燕飛
日本女子大学 人間社会学部 教授

外国ルーツの子どもと家族の多様性─生活困難と親の就労─

千年 よしみ
国立社会保障・人口問題研究所 国際関係部 特任主任研究官

外国ルーツ世帯の労働と子どもの生活─ワーキングプア世帯の子どもの居場所─

山本 直子
東洋英和女学院大学 国際社会学部 専任講師

事例紹介

NPOの取組「外国にルーツを持つ子どもの教育支援現場から」

田中 宝紀
特定非営利活動法人青少年自立援助センター 定住外国人支援事業部 責任者

地域の取組「南米系の子ども・若者と家族の置かれた状況から考える」

山野上 麻衣
一橋大学大学院 社会学研究科 博士後期課程/社会福祉士

行政の取組「横浜市の多文化共生施策について」

松本 貴之
横浜市国際局 国際政策部 政策総務課 多文化共生担当係長

パネルディスカッション

パネリスト

研究報告者3名、事例紹介者3名

コーディネーター

山野 良一
沖縄大学 人文学部 福祉文化学科 教授