講師プロフィール 第128回労働政策フォーラム(2023年10月13日-19日)オンライン開催
外国にルーツを持つ世帯の子育てと労働を考える

講演者(登壇順)

周 燕飛(しゅう・えんび) 日本女子大学 人間社会学部 教授

労働政策研究・研修機構主任研究員などを経て、2021年より現職。大阪大学国際公共政策博士。労働経済学、社会保障論専攻。2007年度から女性の就業問題に取り組み、主な著書に『貧困専業主婦』(新潮社、2019年)、『母子世帯のワーク・ライフと経済的自立』(第38回労働関係図書優秀賞、JILPT研究双書、2014年)、『子育て世帯の社会保障』(共著、東京大学出版会、2005年)。

千年 よしみ(ちとせ・よしみ) 国立社会保障・人口問題研究所 国際関係部 特任主任研究官

東京都立大学子ども・若者貧困研究センター客員教授。社会人口学専攻。2005年以降に実施された磐田市や静岡県における多文化共生基礎調査に従事。主な著作に"Remain or Return? Return Migration Intentions of Brazilian Immigrants in Japan" (International Migration 60(4), 2022)、「外国ルーツの子どもと保護者の回答状況に関する分析─自治体による「子どもの生活実態調査」から─」(東京都立大学子ども・若者貧困研究センター ワーキングペーパーシリーズ WP34, 2023)。

山本 直子(やまもと・なおこ) 東洋英和女学院大学 国際社会学部 専任講師

東京都立大学子ども・若者貧困研究センター特任研究員を経て、2022年より現職。博士(社会学)。東京都立大学子ども・若者貧困研究センター客員研究員。主な著作に「外国につながる子どもの貧困」(東京都立大学子ども・若者貧困研究センター ワーキングペーパーシリーズ WP17, 2021)、「新型コロナウイルス感染拡大による外国籍父母の就労への影響」(東京都立大学子ども・若者貧困研究センター ワーキングペーパーシリーズ WP23, 2021)。

田中 宝紀(たなか・いき) 特定非営利活動法人青少年自立援助センター 定住外国人支援事業部 責任者

1979年東京都生まれ。16才で単身フィリピンのハイスクールに留学。フィリピンの子ども支援NGOを経て2010年より現職。海外にルーツを持つ子どもたちのための専門家による教育支援事業『YSCグローバル・スクール』を運営する他、日本語を母語としない若者の自立就労支援に取り組む。文部科学省「外国人児童生徒等の教育の充実に関する有識者会議」委員、「中央教育審議会」臨時委員(初等中等教育分科会)を務め、2022年12月~現在:日本ユネスコ国内委員会委員就任。著書に『海外ルーツの子ども支援 言葉・文化・制度を超えて共生へ』(2021年、青弓社)。

山野上 麻衣(やまのうえ・まい) 一橋大学大学院 社会学研究科 博士後期課程/社会福祉士

2000年代半ばに東海地方の外国人集住都市の不就学対策事業にて、ブラジル人を中心とした子どもたちへの学習支援や家族への相談対応に従事。その後、リーマンショック後の経済危機対策として実施された全国的な不就学対策事業を担当。現在は一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程に在籍。移民第二世代の若者を対象として、困難や不利のなかで育つ子どもや若者、またその支援について研究している。社会福祉士。

松本 貴之(まつもと・たかゆき) 横浜市国際局 政策総務課 多文化共生担当係長

2011年横浜市入庁。これまで高齢者福祉(介護人材の確保等)や地域まちづくり(文化施設基本構想策定、中小企業と地域住民の相互理解促進等)などの部署を経験。経済産業省出向中にはAPEC関係業務を担当。現在は、市内約11万人の在住外国人の生活支援や活躍促進に関する施策の企画立案等を担当。東京大学経済学部卒、政策研究大学院大学地域政策コース修了。

山野 良一(やまの・りょういち) 沖縄大学 人文学部 福祉文化学科 教授

神奈川県児童相談所児童福祉司を経て、現職。ソーシャルワーク修士(米国ワシントン大学)。「なくそう!子どもの貧困」全国ネットワーク世話人。専門は、児童福祉、子どもの貧困。著書に『子どもに貧困を押しつける国・日本』(光文社新書)、編著書に『外国人の子ども白書』(明石書店)、『復帰50年沖縄子ども白書』(かもがわ出版)などがある。