開催報告:第60回労働政策フォーラム
職場のいじめ・嫌がらせ、パワハラ
—今、労使に何ができるのか—
(2012年5月31日)

近年、職場のいじめ・嫌がらせ、パワーハラスメントは、社会問題として顕在化してきている。メンタルヘルス不調者増加の背景の1つに、職場のいじめ・嫌がらせ、パワハラがあるともいわれており、企業にとっても生産性に悪影響を及ぼし、場合によっては訴訟リスクも生じる恐れがある。
労働政策フォーラムでは、職場のパワハラの予防と解決に向けて、労働行政、研究者、現場の視点で報告・議論がなされた。
基調報告
職場のパワーハラスメントの予防・解決に向けて
- 本多則惠
- 厚生労働省大臣官房参事官(賃金時間担当)
<研究報告>
職場のいじめ・嫌がらせ、パワーハラスメントの予防・解決に向けた労使の取り組み
―ヒアリング調査からわかったこと―
- 内藤 忍
- 労働政策研究・研修機構研究員
<事例報告(1)>
積水ハウスグループにおけるヒューマンリレーション向上の取り組み
―パワーハラスメント問題と人財育成の課題―
- 武田 勝
- 積水ハウス株式会社法務部ヒューマンリレーション室部長
<事例報告(2)>
ハラスメントのない職場を目指して―労使の取り組み―
- 白石裕治
- 全タイヨー労働組合中央執行委員長
<事例報告(3)>
職場のいじめ・いやがらせ、パワーハラスメント解決のために
―労働相談からみる解決のヒント―
- 金子雅臣
- 職場のハラスメント研究所代表理事
<パネルディスカッション>
コーディネーター
- 佐藤博樹
- 東京大学大学院情報学環教授