大幅賃上げや均等待遇などの実現に向けた運動の推進を/全労連系メーデー

2023年5月12日 調査部

全労連などの中央メーデー実行委員会は5月1日、第94回中央メーデーを東京都渋谷区の代々木公園で開いた。YouTube 配信も併用しつつ4年ぶりにコロナ禍以前の制限のない開催形式のメーデーに戻し、約1万5,000人(主催者発表)が参加した。

小畑雅子・代表委員(全労連議長)はあいさつで、「日本の労働者が低賃金に置かれている状況の背景には、急速にすすめられた正規から非正規への置き換え、雇用の流動化をすすめる政府・財界の雇用政策がある」と指摘。23春闘で全労連・国民春闘共闘は、「広がり続ける格差を是正し、公正な社会を取り戻すために、『低賃金、物価高騰から生活守る大幅賃上げ・底上げ』を求めてたたかってきた」などとして、引き続き、大幅賃上げ・底上げや全国一律最低賃金1,500円、均等待遇などの実現に向けた運動を進める姿勢を強調した。

また、日比谷メーデー実行委員会の中島由美子・代表幹事(全労協・全国一般労働組合東京南部委員長)が連帯あいさつしたほか、首都圏青年ユニオン、全印総連国際マイクロ写真工業社労組、全医労から取り組みの報告なども行われた。