困難に直面する労働者に寄り添う22春闘に/全労連・国民春闘共闘の合同旗開き

2022年1月7日 調査部

[労使]

全労連と国民春闘共闘委員会は6日、都内で2022年合同新春旗開きを開催した。小畑雅子・全労連議長(国民春闘共闘委員会代表幹事)は、2022年の春闘を「最も困難に直面する労働者に寄り添い、ともに闘う春闘にしよう」と呼びかけた。

主催者を代表してあいさつした小畑全労連議長(国民春闘共闘委員会代表幹事)は、「この1年、オンラインも積極的に活用しながら創意工夫を重ね、単産、地方組織が力をあわせて諸要求を実現するための取り組みを進めてきた」と振り返ったうえで、22春闘では「全ての方針にジェンダーの視点と憲法の理念を貫いていく」として、「要求・願いを持って声をあげ、仲間を増やして運動を前進させる。この循環ができたときに、さらに前進がつくられていく」などと説明。「国民春闘共闘、全労連に結集するすべての労働者とともに最も困難に直面する労働者に寄り添い、希望を語り、ともに闘う22国民春闘にしよう」と呼びかけた。

また、旗開きには、全労協の渡邉洋議長らも来賓として出席した。渡邉議長は、「コロナ不況のなかでも企業の内部留保は膨らみ続けている」ことを指摘。「不当に分配を拒否する経営に対する職場の団結とストライキを背景にした闘いが中心でなくてはならない」などと述べ、「常に犠牲を強いられてきた非正規労働者、中小労働者、女性、外国籍のみなさんの処遇を根本から改善するための最低賃金の大幅アップの闘い、雇用共同アクションの取り組みを強力に推し進めていかなければならない」と訴えた。