格差をなくすことなどをテーマに、27日に東京・代々木で開催/連合系メーデー

2019年4月24日 調査部

[労使]

連合系メーデー(大会実行委員長=神津里季生・連合会長)の第90回中央大会は4月27日(土曜日)に東京・代々木公園で開催される。スローガンは「格差をなくし、平和を守る! 笑顔あふれる未来をつくろう すべての仲間の連帯で!」。来賓あいさつは、政府代表と東京都が行い、根本匠・厚生労働大臣、小池百合子・知事が出席する予定。昨年に続き、政党代表による来賓あいさつは行わない。

今回は90回という節目のメーデーとなることから、連合では「改めてメーデーの原点を再認識するとともに、労働者の地位や労働条件の向上、人権・労働基本権の確立、民主主義の発展、恒久平和の希求に深く貢献していくことをめざす」としている。

また、昨年に引き続き、キャンペーンとして展開している「クラシノソコアゲ応援団! RENGOキャンペーン」と連動して社会的うねりを呼び起こすことや、家族の参加への積極的な呼びかけ、労働福祉団体やNGO・NPOとの連携強化などを基本方針としている。

中央大会式典は午前10時30分に開会の予定。神津大会実行委員長のあいさつ、来賓あいさつなどのほか、在日ビルマ市民労働組合のミンスイ会長らによる「私の訴え」のスピーチや、被災地からのアピールも予定されている。

採択するメーデー宣言では、この4月から、改正労働基準法をはじめとする働き方改革関連法が施行されたことから、36協定の遵守など働く者のための改革の確実な遂行を訴える。「底上げ・底支え」「格差是正」の流れの継続も強調する。

今年も、中央ステージを会場の中央に置き、参加者がステージを360度の方向から取り囲む配置とする。90回記念イベントとしては、メーデーを振り返る写真展などを行う。