6月1日時点での賃上げ回答平均は6,481円、2.23%
/連合の2015春季生活闘争

(2015年6月5日 調査・解析部)

[労使]

連合(古賀伸明会長)は4日、2015春季生活闘争の臨時回答集計結果(6月1日現在)を発表した。要求提出した組合の7割超が妥結に至っており、平均賃金方式での回答平均は6,481円、率では2.23%となっている。

賃上げ額は前年同期比500円増の6,481円

要求提出組合数は7,140組合で、そのうち妥結に至った組合の数は5,101組合。平均賃金方式での定昇相当分を含んだ賃上げ回答額の平均(加重平均)は6,481円で、率では2.23%。前年同期に比べ額で500円、率で0.15ポイント上回っている。300人未満の組合だけでみると、賃上げ額の平均は4,584円で、率は1.90%。前年同期と比べると、額で326円、率で0.11ポイント上回っており、こうした状況から連合では「全体および中小組合ともに昨年同時期を上回っており、賃上げの流れは継続している」としている。

非正規労働者の時給引き上げ額は16.76円、前年同期比5.33円増

非正規労働者の賃上げについてみていくと、時給引き上げの加重平均は16.76円で、前年同期比5.33円増。一方、月給引き上げは4,071円で、同比1,844円増となっている。

一時金は、年間月数の加重平均は4.89カ月と前年同期を0.09カ月下回ったが、金額では156万5,934円と前年同期を2万5,047円上回った。

関連リンク