「賃金構造維持分の確保は絶対に譲れない」/金属労協・第3回戦術委

(2012年02月24日 調査・解析部)

[労使]

自動車、電機などの産別が加盟する金属労協(西原浩一郎議長、202万人)は22日、第3回戦術委員会を開き、大手主体の登録組合を中心とした交渉状況を把握し、今後の交渉に臨む基本姿勢を確認した。同日現在、集計登録組合60組合のうち、賃金については54組合が要求を提出。一時金は、交渉で決定する36組合が要求を提出した(業績連動型方式は17組合)。これを踏まえて、戦術委では、組合員の意欲・活力を引き出すためにも、「人への投資」は不可欠であることを強く主張し、「賃金構造維持分の確保は、絶対に必要であり譲れない」との姿勢で臨むことを確認した。