スムーズな政権立ち上げに協力/連合
連合(髙木剛会長)は8月31日、民主党が大勝し、政権交代となった衆院選の結果を受けて記者会見を開いた。
髙木会長は、「今年は連合を結成して20年にあたる。連合結成の大きな背景のひとつに政権交代を可能にする政治をつくりだそうと思いがあった。以来、今日まで政治、経済、社会もいろいろ変化してきたが、20年目の年の総選挙で政権交代可能な状況を作り得た。我々にとってはそんな意味もある」などと説明。民主党の躍進については、「多くの国民が、自公政権に対して不信を感じるなかで、一度政権を変えてみようとの強い意志を示した。その背景には、変えることでいろいろな意味での改革ができるのではないかとの期待があった」と指摘した。
一方、連合としての新政権への対応に関しては、「労働組合と政党は自ずと役割が違い、互いにのりを超えてはならない相互不干渉の関係にもあるが、(サポーターとして)選挙に係わったという意味では、新政権がスムーズにスタートできるよう協力できることがあればしていきたい。押しかけ女房役はしないが、協力要請や相談があればきちんと受け止めたい」とのスタンスを示した。
(調査・解析部)
2009年
9月2日