日本労働研究雑誌 2007年5月号(No.562)


特集:歴史は二度繰り返す?


2007年11月21日 全文掲載

特集趣旨

歴史は繰り返すのだろうか?(PDF:168KB)

神林龍(一橋大学経済研究所准教授)

論文とコメント

Ⅰ 人口減少と少子化社会(PDF:755KB)

論文:近世中期の人口減少と少子化対策

高橋美由紀(日本学術振興会特別研究員)

コメント:現代と近世中期の人口減少・少子化対策

高橋重郷(国立社会保障・人口問題研究所副所長)

Ⅱ 日本企業の国際進出(PDF:541KB)

論文:日本企業の国際経営に関する歴史的考察─両大戦間期、中国における内外綿会社

桑原哲也(神戸大学教授)

コメント:見事な知的貢献

小池和男(法政大学名誉教授)

Ⅲ 所得格差(PDF:396KB)

論文:所得分布の戦前と戦後を振り返る

南 亮進(一橋大学名誉教授)

コメント:似て非なる戦前・戦後の所得格差拡大

大竹文雄(大阪大学教授)

Ⅳ 「資産家」(PDF:498KB)

論文:戦前期「資産家」の諸活動とその背景

谷本雅之(東京大学教授)

コメント:戦前のお金持ちの「公」意識は社会的に最適だったのか

森 剛志(甲南大学准教授)

Ⅴ 身分格差の撤廃(PDF:439KB)

論文:労働者の「身分」について─工職身分格差撤廃と均等処遇

久本憲夫(京都大学教授)

コメント:働き方の格差と処遇の格差

川口 章(同志社大学教授)

Ⅵ 賃金体系(PDF:439KB)

論文:賃金体系の二層構造

森 建資(東京大学教授)

コメント:賃金管理の課題─唯一望ましい賃金体系は存在するのか

佐藤博樹(東京大学教授)

Ⅶ CIOの形成(PDF:406KB)

論文:CIOの形成─組織原理の対立

長沼秀世(津田塾大学名誉教授)

コメント:CTWの結成は「CIOの形成」の再版なのか

五十嵐仁(法政大学大原社会問題研究所副所長)

Ⅷ 外国人労働者(PDF:460KB)

論文:日本帝国における移住朝鮮人労働者問題─論議と政策

外村 大(東京大学准教授)

コメント:外国人労働者受け入れ問題の今昔

中村二朗(日本大学教授)

Ⅸ 労働法の制定(PDF:529KB)

論文:工場法史が今に問うもの

渡辺 章(専修大学教授)

コメント:工場法史の現代的意義

江口匡太(筑波大学准教授)

総括コメント

いま歴史を生きる─総括コメントの試み(PDF:374KB)

尾高煌之助(一橋大学/法政大学名誉教授)

投稿論文

職員・工員身分差の撤廃に至る交渉過程─「経営協議会」史料(1945~1947年)の分析(PDF:532KB)

南雲智映(早稲田大学助手)

梅崎 修(法政大学准教授)

書評

佐藤博樹/大木栄一/堀田聰子 著『ヘルパーの能力開発と雇用管理─職場定着と能力発揮に向けて』(PDF:516KB)

森ます美(昭和女子大学教授)

岩田憲治 著『人事労務管理制度の形成過程─高度成長と労使協議』(PDF:516KB)

田口和雄(高千穂大学准教授)

読書ノート

水町勇一郎 編『個人か集団か?変わる労働と法』(PDF:322KB)

西谷 敏(近畿大学法科大学院教授)

論文Today

成果主義は機能しているのか─その効果と、これからの研究への示唆(PDF:165KB)

宮本 大(同志社大学COE特別研究員)

フィールド・アイ

ブラジルにおける労働関係の法律(PDF:288KB)

二宮正人(サンパウロ大学博士教授)

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