資料シリーズ No.208
諸外国における女性活躍・雇用均等にかかる情報公開等について
─フランス、ドイツ、イギリス、カナダ─

2019年2月15日

概要

研究の目的

諸外国(フランス、ドイツ、イギリス、カナダ)における女性活躍にかかる情報公開等の仕組み、女性活躍、男女平等に関する取り組みの状況把握を目的とした。また、その中でも特に、各国の「男女間賃金格差の是正策」に重点を置いた調査を行った。

研究の方法

文献サーベイ

主な事実発見

各国とも政策導入の経緯や制度は異なるものの、男女賃金格差の是正に関して、「賃金の透明化(企業による情報開示)」を重視していることが明らかになった。

図表1 フランス:2014年における性別による年収

図表2

自営業者ではない、賃金を支払われる社長を含む

INSEE PREMIÈRE N° 1436 No 1436 の統計資料を用いて筆者作成

出所 INSEE

図表2 イギリス:職種別・業種別時間当たり賃金額および賃金格差(2017年)

図表1

*1 時間当たり賃金額は2017年の速報値、時間外労働を含まない給与額の中央値による。

*2 世帯における自家利用か否かを区別できない財・サービスの生産活動を含む。

出所:Office for National Statistics (2017) "Annual Survey of Hours and Earnings: 2017 provisional and 2016 revised results"新しいウィンドウ

政策的インプリケーション

男女の給与の透明化に関する施策については、すでにEUで先行導入していた国の政策評価等をもとに、主な重点ポイントをEU財団が分析している。このような政策分析は参考となり得る。

政策への貢献

  • 第7回 労働政策審議会雇用環境・均等分科会「女性の活躍の推進のための対策について」

    【資料3】「諸外国の機会均等及び女性活躍推進に関する取組」で提供資料が一部活用された。

  • 第8回 労働政策審議会 (雇用環境・均等分科会「パワーハラスメント防止対策等について」

    【資料3】「諸外国のセクシュアルハラスメント及びハラスメント対策」で提供資料が一部活用された。

本文

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研究の区分

情報収集

研究期間

平成30年6月~9月

執筆担当者

(肩書は2019年2月時点)

水野 圭子
法政大学 講師
飯田 恵子
労働政策研究・研修機構調査部 主任調査員補佐
樋口 英夫
労働政策研究・研修機構調査部 主任調査員補佐
齋藤 文栄
跡見学園女子大学 講師

関連の研究成果

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成果普及課 03-5903-6263 

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