労働政策レポート No.4
我が国における雇用戦略のあり方について(試論)
概要
当機構ではプロジェクト研究「我が国における雇用戦略の在り方に関する研究」を立ち上げ、OECDやEUの先行事例の調査検討を行うとともに、関連する基礎的な調査研究を進めてきました。また、外部研究者や労使関係者の参集を求め「雇用戦略研究会」を設置し、意見交換を行っています。
このレポートでは、まず研究会のこれまでの議論を参考に、試論として、担当研究員が「雇用戦略とはどういうものか」「なぜいま、雇用戦略が必要とされるのか」を考察したうえで、いま雇用戦略を策定するなら、どのようなものが考えられるのか、そのモデル例を提示しました。雇用・就業に関する戦略的課題として、(1)「人材力」の充実強化、(2)地域を中心とした雇用開発、(3)多様な人々が働きやすい環境整備、(4)高質な労働市場の整備、(5)セーフティネットの整備、の5点をあげ、それぞれの戦略目標の達成に向けた政策体系などを示しています。
本文
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- 表紙・まえがき・目次,序(PDF:研究のねらいとこのレポートの性格)(PDF:563KB)
- 第Ⅰ部 雇用戦略とその必要性試論(PDF:593KB)
- 第Ⅱ部 我が国の雇用戦略プラン例(PDF:試論)(PDF:1.2MB)
- 参考文献・執筆者紹介(PDF:358KB)
執筆者
- 浅尾 裕
- 労働政策研究・研修機構 主席統括研究員