労働政策研究報告書No.L-7
産業と雇用の空洞化に関する国際比較研究

掲載日:平成 16 年 9 月 1 日

概要

グローバリゼーションが進展するなかで、市場の確保や価格競争力の強化などを目的とした企業の海外直接投資、海外生産の拡大が進んでいます。こうした動きが国内から海外への製造産業基盤の移転、外国製品との競合による国内産業の「空洞化」及び雇用の減少を招くのではないかという議論がなされています。これは多くの欧米諸国に共通する問題です。本研究は欧米との比較からわが国の「空洞化」問題を考え、今後の地域雇用再生のあり方を探ろうとしたものです。

本報告書は「グローバリゼーションと産業・地域雇用の再生」をテーマとして日独比較を行ったシンポジウムの内容を中心としています。ここでは「クラスター」を一つのキーワードとして、ドイツのバイオ産業における地域振興施策などが報告されました。また、シンポジウムの背景をなすものとして、米国、ドイツで「空洞化」がいかに議論されてきたかの整理を行っています。

本文

研究期間

平成15年度

執筆担当者

伊藤 実
(労働政策研究・研修機構統括研究員)
樋口 英夫
(労働政策研究・研修機構調査員)
洞口 治夫
(法政大学経営学部教授・イノベーション・マネジメント研究センター所長)
天野 倫文
(法政大学経営学部助教授)
ホルガー・エルンスト
(オットー・バイスハイム経営大学学部長)
ニルス・オムランド
(オットー・バイスハイム経営大学研究員)
鈴木 直次
(専修大学経済学部教授)
淀川 京子
(労働政策研究・研修機構調査員)
町田 敦子
(労働政策研究・研修機構調査員)
横田 裕子
(労働政策研究・研修機構主任調査員)

お問合せ先

内容について
研究調整部 研究調整課 お問合せフォーム新しいウィンドウ
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