ディスカッションペーパー 08-02
討議としての業績評価
外的要因を考慮した成果指標による公的機関の業績管理
概要
本研究は、特に外的要因の影響を考慮した「調整成果指標」に焦点をあて、公的組織の定量的な業績管理と比較分析の方法を提示しています。実例として、公共職業安定所の県別長期データを利用した実証分析を行いました。
収益という一元的な基準がある企業部門に比べると、公的部門はしばしばステイクホルダーやタスクが多元的で、情報の不完全性が著しいため、定量的なプライオリティがつけにくく、その限りで、性急な成果主義の導入は予想外の弊害をもたらし、持続的でないこと、業績評価には多角的・定性的・暫定的な性格が必要であることを事例をふまえて論じています。
本文
執筆担当者
- 富岡 淳
- 労働政策研究・研修機構 研究員
入手方法等
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非売品です
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