開催案内:第7回国際シンポジウム
インド、韓国のIT産業
―急成長を担う高度人材 その育成戦略とは―
(2006年3月2日)

インドや韓国のIT(情報通信)産業は、その高い競争力が世界中の注目を集めており、急速に躍進を続けています。インドにはIT産業を担う高度な専門技術者が豊富に存在し、「人材の宝庫」ともいわれます。また、韓国では国家レベルでの大胆なIT戦略が功を奏しているという指摘があります。これらの国々では高度な人材をどのように育成し、そこでは行政や企業がどのような役割を果たしているのでしょうか。今後、わが国のIT産業が国際競争を勝ち抜いていくうえで、それを担う人材の育成・マネジメントは急務といえます。インドや韓国のIT人材育成に関する戦略を知ることは、必須ともいえるのではないでしょうか。

このシンポジウムでは、まずわが国の研究者から問題提起があり、次いでインドのIT最大手企業であるタタ・コンサルタンシー・サービシズ(TCS)社の実務家、そして韓国の職業能力開発の専門家が、自国のIT産業の現状と人材育成戦略について報告します。総括報告では日本を含め、広くアジアを視野に入れて、IT産業における人材育成に関する課題が報告されます。最後はディスカッションにより、このテーマをより深く掘り下げる予定です。

お申込は終了させていただきました


  • 日時:2006 年3月2日(木)13:15~16:30
  • 場所:女性と仕事の未来館ホール(港区芝 5-35-3)
  • 主催:独立行政法人 労働政策研究・研修機構(JILPT)
  • 通訳:日英同時通訳
  • 参加費:無料
  • お問い合わせ先:国際研究部 (横田・町田)

プログラム

13:15-13:20
開会あいさつ
JILPT理事長 小野旭
13:20-13:35
問題提起
「インド、韓国のIT人材育成になぜ注目するのか」
鈴木 宏昌(早稲田大学商学部教授)
13:35-14:05
国別報告1:インド
R. ナラヤナン (タタ・コンサルタンシー・サービシズ(TCS)社アドバイザー(前教育訓練担当副社長))
14:05-14:35
国別報告2:韓国
ギュ・ヒ・ホァン博士 (韓国職業能力開発院 研究員)
14:35-15:05
総括報告
「アジアのIT産業における人材育成の現状と課題−中国と日本を中心として」
梅澤 隆 (国士舘大学政経学部教授)
15:05-15:15
休憩
15:15-16:30
パネルディスカッション、質疑
コーディネーター:諏訪康雄 (法政大学大学院政策科学研究科教授)
パネリスト:梅澤 隆、R. ナラヤナン、ギュ・ヒ・ホァン