講師プロフィール 会場+オンライン開催 第135回労働政策フォーラム(2024年11月28日) 「新版OHBYカード」とキャリアコンサルティング──現代社会における自己理解・職業理解とキャリア支援

講演者(敬称略・パネルディスカッション登壇順)

島村 泰子(しまむら・やすこ) キャリア・エンパシー 代表/法政大学 キャリアデザイン学部 兼任講師

大手情報通信業界の子会社で、約10年SE(システムエンジニア)としてシステム開発に従事。プロジェクトマネージャ経験を経て、人材開発部門に異動し、管理職として、IT技術者やシステム営業を含めた自社独自のキャリアパスを策定し導入を行った。IT教育やプロジェクトマネージャ育成、階層教育、メンタルヘルス研修の企画、講師を行う。2007年に社内に「キャリア支援室」を設立し全社員に向けたキャリア研修、キャリア面談を実施。2016年からエグゼクティブ・コンサルタントとして活動。産業カウンセラー協会執行理事(2021-2023)。現在は、大学で学生に指導。キャリアコンサルタントとして、企業向けにキャリア施策の導入支援やキャリア面談を実施している。1級キャリアコンサルティング技能士、キャリアコンサルタント(国家資格)、産業カウンセラー、法政大学大学院キャリアデザイン学研究科修士課程(キャリアデザイン学)修了。

深谷 潤一(ふかや・じゅんいち) NPO法人ICDS 理事長/有限会社キャリアサポーター 代表取締役

自身の若年時のキャリアの挫折経験から若年者にこそキャリア支援が必要であるという仮説に基づき、(有)キャリアサポーターを設立。20年以上にわたり若年者向けキャリアコンサルタントの養成講座を実践するとともに、輩出したキャリアコンサルタントの活躍の場の開拓をミッションとしてNPO法人ICDSを設立し19年以上、若年者の就労支援キャリア教育の実践など若年者のキャリア形成支援に取り組んでいる。1級キャリアコンサルティング技能士、キャリアコンサルタント(国家資格)、産業カウンセラー、社会教育士、関西大学心理学研究科社会心理学専攻 博士課程前期修了。

渡邊 江李賀(わたなべ・えりか) NPO法人ICDS 職員/名古屋市立有松中学校 キャリアナビゲーター

名古屋市立中学校におけるキャリアサポート事業(名古屋市教育委員会)において、国家資格キャリアコンサルタントを有する外部人材として公立中学校に常勤。大学生の就職支援に関わった経験から、義務教育段階で自分や自分の将来のことを見つめる機会、実社会の「働く」に触れる・体験する機会を増やすことが重要と捉え、現職に至る。日々、キャリア教育の推進を目指し、子どもたちが変化の激しい時代を生き抜く力を身に付けるためのプログラムを企画・実施し、個別面談なども行う。キャリアコンサルタント(国家資格)。

磯田 和博(いそだ・かずひろ) 厚生労働省 群馬労働局 職業安定部 職業対策課 高齢者対策担当官(前 群馬富岡公共職業安定所 統括職業指導官)

1998年早稲田大学政治経済学部卒業。就職先が決まらず、卒業後は家業の水道工事店で配管工として建築現場で就労する中、偶然観た映画に感銘を受けてハローワークでの就業を志し、2000年4月労働省(当時)入省。産業カウンセラー試験合格。以降群馬県内のハローワークや群馬労働局で勤務。ホランドの6類型(RIASEC)を用いたOHBYカードを参考に、小中学生向けのカードツール「ハロまるお仕事カード」を作成し、自身の経験を活かしながら小中学校でのキャリア教育に取り組んでいる。

下村 英雄(しもむら・ひでお) 労働政策研究・研修機構 統括研究員

筑波大学大学院博士課程心理学研究科修了。博士(心理学)。キャリアコンサルティングおよびキャリアガイダンス政策、キャリア支援論等をテーマに研究を行う。主な研究成果は、『OHBYカード改訂版に伴う背景データの分析─OHBYカードにみる成人の職業興味の特徴─』(資料シリーズNo.275,2024年)、『第2回キャリアコンサルタント登録者の活動状況等に関する調査』(労働政策研究報告書No.227,2023年)、『企業のキャリア形成支援施策導入における現状と課題』(労働政策研究報告書No.223,2023年)、『先進各国のキャリア関連資格及びキャリア支援のオンライン化に関する研究』(資料シリーズNo.250,2022年)、『ジョブ・カードを活用したキャリアコンサルティング─企業領域におけるキャリア・プランニングツールとしての機能を中心として─』(資料シリーズNo.226,2020年)など。1級キャリアコンサルティング技能士、キャリアコンサルタント(国家資格)。