プログラム:第26回労働政策フォーラム
JILPT研究フォーラム2007
「労働市場の構造変化と多様な働き方への対応」
(2007年9月7日)

独立行政法人労働政策研究・研修機構(JILPT)は、法人設立の平成15年10月から平成19年3月までの3年半を第I期とする中期目標期間において、労働政策の立案に資するため、また、その実施を支援するために、様々な研究等の活動を進めてまいりました。

このたび、第I期の成果を中心に今まで取り組んできた調査研究の成果をご報告します。

開催概要

日時

平成19年9月7日(金) 9:50~16:30 (開場 9:20)

会場

ベルサール九段 (東京都千代田区九段北 1-8-1 住友不動産九段ビル 3F) 会場アクセス新しいウィンドウ

参加費

無料(要予約) ※入場券が必要です。

プログラム

9:50 - 主催者挨拶
10:00 - 11:50 第1部 シンポジウム
「正社員・非正社員の雇用区分を越えて~これからの人材活用の課題~

正社員と非正社員の均衡処遇や正社員の多元化の進展は、従来の正社員・非正社員の二元的な雇用区分を取り除き、連続的で転換可能な雇用区分を構築するものです。本シンポジウムでは、正社員・非正社員の枠組みを取り払った、新しい人材活用の方向性とそのための課題に関して議論します。

佐藤 博樹 東京大学社会科学研究所教授/JILPT特別研究員 *コーディネーター

大久保幸夫 株式会社リクルートワークス研究所長

武石恵美子 法政大学キャリアデザイン学部教授

小倉 一哉 JILPT主任研究員

13:15 - 14:45 第2部 分科会(Aグループ)
(1)「地域雇用における公共職業安定所のマッチング機能の強化」

地域格差の拡大が政治問題化している中で、地方圏の労働市場における求人・求職のマッチング機能に大きな役割を果たしているハローワークの統計データを解析し、マッチング効率を向上させるための方策について検討します。

伊藤 実 JILPT統括研究員 *コーディネーター

周 燕飛 JILPT研究員

大谷 剛 JILPT研究員

(2)「中小企業における労使コミュニケーションと労働条件決定システム」

中小企業2440社から回答を得たアンケート調査の研究に基づいて、最近の労使コミュニケーションと労働条件決定の実態を報告します。議論を通じ、望ましい労使コミュニケーションのあり方や労働条件決定システムについて考えます。

龍井葉二 日本労働組合総連合会 総合人権・男女平等局長(兼)総合労働局長

呉 学殊 JILPT副主任研究員 *コーディネーター

内藤 忍 JILPT研究員

(3)「職業情報提供の最前線と政策的展開」

学生や若年者のキャリアガイダンスや求職活動、企業の求人活動、能力開発等々の場面で活用される職業情報、キャリア情報の提供に関して、現状と内外の最新情報を報告します。昨年、一般公開を開始し、利用が広がっている「キャリアマトリックス」を中心に、職業情報開発と労働政策の関連についてお話します。

石井 徹 JILPT副統括研究員 *コーディネーター

松本真作 JILPT主任研究員

下村英雄 JILPT副主任研究員

(4)「育児と仕事の両立」

育児と仕事の両立について、企業・家庭・地域社会による支援の相互関係を中心に、調査の結果と地方自治体の取り組み事例を報告し、体系的な両立支援の構築に向けた課題を議論します。

戸谷久子 千葉県商工労働部次長

今田幸子 JILPT特任研究員 *コーディネーター

池田心豪 JILPT研究員

15:00 - 16:30 第2部 分科会(Bグループ)
(5)「非正社員からのキャリアと能力形成」

教育訓練サービス市場と職業能力形成に係る研究の中から個人調査を取り上げ、非正社員のキャリアと能力形成について報告します。また、「トライアル雇用」の現場を紹介し、能力開発の機会が少ない非正社員からキャリアを築いていくために何が求められるのか考えます。

戸嶋容子 ハローワーク府中 上席職業指導官

小杉礼子 JILPT統括研究員 *コーディネーター

稲川文夫 JILPTアドバイザリーリサーチャー

堀有喜衣 JILPT研究員

(6)「変容する雇用システムの実態」

経営戦略や企業統治構造の変化を背景に、多くの日本企業において、長期雇用の後退と成果主義の普及という大きな変化が見られました。こうした実態について、アンケート調査と事例調査の結果をもとに報告し、「失われた時代」を振り返るとともに、日本企業の雇用システムの未来について考えます。

立道信吾 JILPT副主任研究員

中村良二 JILPT副主任研究員

藤本 真 JILPT研究員

(7)「中高年齢者のためのキャリア・ガイダンス─ツールの開発と活用を通して

職業や将来のキャリアについての見通しをもつためには、自己理解を深めたり、自分自身の能力や興味などの特性を知ることが重要です。本分科会では、中高年齢者のための自己理解ツール、ガイダンスツールの開発と活用を通して、中高年齢者の再就職やキャリア形成にどのような援助が可能であるか考えます。

山下利之 首都大学東京 都市教養学部教授

松本純平 JILPT統括研究員 *コーディネーター

長縄久生 JILPT主任研究員

室山晴美 JILPT主任研究員

(8)「勤労者生活の質の向上のために─均衡処遇とワークライフバランス

日本経済は回復基調にあるものの、正社員と非正社員の賃金格差の拡大や長時間労働など、労働者生活をめぐる環境は依然厳しい状況下に置かれたままです。そこで、本分科会では、パートと正社員の賃金格差と、労働時間のあり方が職業生活に与える影響について、データ分析とインタビュー調査の結果を紹介し、労働者がより良い生活を営むための対策を検討します。

阿部 正浩 獨協大学経済学部准教授 *コーディネーター

堀 春彦 JILPT副主任研究員

原 ひろみ JILPT研究員

新井 栄三 JILPT調査・解析部調査員

渡辺木綿子 JILPT調査・解析部調査員

お問合せ先

労働政策フォーラム事務局(広報企画課内)

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