開催報告 第96回労働政策フォーラム(2018年3月15日)
改正労働契約法と処遇改善

改正労働契約法では、無期労働契約への転換、雇止め法理の法定化、期間の定めのあることによる不合理な労働条件の禁止が定められた。企業のなかには、改正法に基づく対応を契機に、人事制度全体の見直しを進め、有期社員の処遇改善につなげる動きも出始めている。JILPTが2018年3月15日に開催した労働政策フォーラムでは、先行企業の事例報告を踏まえ、改正労働契約法への対応状況と処遇改善について、それぞれの立場から報告・議論した。
(※講師の肩書きは開催当時のもの)
基調講演
改正労働契約法と処遇改善
- 菅野 和夫
- JILPT理事長
調査報告
JILPT調査から見る改正労働契約法への対応及び有期契約労働者の処遇見直しの動向
- 荻野 登
- JILPT労働政策研究所副所長
事例報告
J.フロントリテイリング株式会社における無期転換制度の取り組み
- 忠津 剛光
- J. フロントリテイリング株式会社執行役
千葉興業銀行における「多様な働き方」と「無期転換ルール」の導入
- 井上 宏人
- 株式会社千葉興業銀行人事部人事企画担当部長代理
正社員登用の取り組みとその効果
- 山本 覚
- 株式会社竹内製作所総務部人事課課長
クレディセゾンの人事制度改革
- 松本 憲太郎
- 株式会社クレディセゾン戦略人事部長
パネルディスカッション 改正労働契約法と処遇改善
パネリスト
- 菅野 和夫
- JILPT理事長
- 忠津 剛光
- J. フロントリテイリング株式会社執行役
- 井上 宏人
- 株式会社千葉興業銀行人事部人事企画担当部長代理
- 山本 覚
- 株式会社竹内製作所総務部人事課課長
- 松本 憲太郎
- 株式会社クレディセゾン戦略人事部長
コーディネーター
- 濱口 桂一郎
- JILPT労働政策研究所所長