開催報告:第65回労働政策フォーラム
欧州諸国における職場のいじめ・嫌がらせの現状と取り組み
(2013年2月28日)

写真:壇上の講演者の様子

職場のいじめ・嫌がらせが問題になっている。

厚生労働省の「職場のいじめ・嫌がらせ問題に関する円卓会議ワーキンググループ」は昨年1月、職場のパワーハラスメントの概念を初めて整理。あわせて、どういったものがパワーハラスメントに該当するのかの典型的な行為類型も示した。

厚生労働省の啓蒙活動で関心も高まり、対策を講じる企業も増えつつあるが、その一方で公的機関などに寄せられるいじめに関する相談は後を絶たない。

日本では近年、職場のいじめ・嫌がらせ問題が深刻化している。諸外国においても1990年代以降、職場のいじめ問題への関心が高まり、欧州諸国を中心に職場のいじめ対策に関する先進的な取り組みが行われている。

本フォーラムでは、欧州諸国と日本における職場のいじめ・嫌がらせ問題の現状と取り組みについて、各国研究者が報告・議論した。

各国報告1

イギリスにおける職場のいじめ

ヘルゲ・ホーエル
マンチェスター大学ビジネススクール教授 

各国報告2

フランス法におけるモラルハラスメント

ロイック・ルルージュ
ボルドー第四大学比較労働法・社会保障研究所研究員 

各国報告3

スウェーデンにおける職場のいじめ・嫌がらせ ―いじめに立ち向かう結束

マルガレータ・ストランドマーク
カールスタッド大学教授 

各国報告4

職場のいじめ・嫌がらせ―ドイツの現状

マルティン・ヴォルメラート
弁護士

各国報告5

日本における職場のいじめ・嫌がらせ、パワーハラスメントの現状と取り組み

内藤 忍
JILPT研究員 

パネルディスカッション

パネリスト

ヘルゲ・ホーエル
マンチェスター大学ビジネススクール教授 
ロイック・ルルージュ
ボルドー第四大学比較労働法・社会保障研究所研究員 
マルガレータ・ストランドマーク
カールスタッド大学教授 
マルティン・ヴォルメラート
弁護士

コーディネーター

内藤 忍
JILPT研究員