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『コロナ禍における個人と企業の変容─働き方・生活・格差と支援策

当機構では組織横断的プロジェクトチームを立ち上げ、2020年4月以降、新型コロナウイルスの感染拡大の雇用・労働面への影響等を把握するため、同一の個人・企業を対象としたパネル方式での追跡調査をそれぞれ継続実施しています。

今年4月には、「連続パネル調査」の結果データを活用し、国内外21名の研究者による研究報告および総括コメント形式でのワークショップを開催しました。

本書籍は、そのワークショップの成果を取りまとめたものです。

樋口美雄/労働政策研究・研修機構 編

慶應義塾大学出版会新しいウィンドウ

2021年11月25日刊行

表紙

ポストコロナを見据えた個人・企業パネル調査による多様化分析

百年に一度の災禍が世界を襲った2020年。この激変は誰の働き方を変え、生活や意識・所得格差にどんな変化をもたらしたのか?テレワークの影響や主観的ウェルビーイングの変化、収入が激減した企業・フリーランス・世帯への支援策など、多角的な観点からわが国の雇用・労働環境を俯瞰分析した経済学・社会学研究者による総合研究!

目次

  • 序章 本書の目的と「JILPT個人パネル調査・企業パネル調査」の概要(樋口美雄・中井雅之
  • 第Ⅰ部 企業行動と企業支援策の効果分析
    • 第1章 コロナ禍の市場変動と企業対応──マクロ・ミクロの視点から(井上裕介)
    • 第2章 コロナ禍の企業業績の変化と需要喚起策・雇用維持策の効果(小林徹)
    • 第3章 コロナ禍の政府による企業支援策と雇用維持・雇用削減への各効果(福田皓・山本勲)
  • 第Ⅱ部 テレワークの実施企業の特徴と労働者への影響
    • 第4章 職業特性によるテレワークの可能性とコロナ以降の企業行動(荻島駿・権赫旭・児玉直美)
    • 第5章 コロナ禍のテレワーク勤務の持続性と一過性(神林龍)
    • 第6章 緊急事態宣言は誰の働き方を変えたか(大竹文雄・加藤大貴)
    • 第7章 コロナ禍の在宅勤務による生活時間の変化──「新しい日常生活」(高見具広・山本雄三)
  • 第Ⅲ部 雇用形態別・性別労働者への影響と所得格差の拡大
    • 第8章 コロナ禍の非正規雇用者──仕事と生活への影響を中心に(高橋康二
    • 第9章 コロナ禍の女性雇用(周燕飛)
    • 第10章 コロナ禍で女性の主観的ウェルビーイングが男性よりも低下している理由(打越文弥・ジェイムズ・レイモ・由里詩奈)
    • 第11章 コロナショック初期の失職や収入減少に関する個人属性間格差の国際比較(石井加代子・山本勲・吉田大喜)
    • 第12章 コロナショックの所得格差拡大への影響──社会階層の視点から(黒川すみれ)
  • 第Ⅳ部 フリーランスと所得支援策の効果分析
    • 第13章 コロナ禍に踏みとどまったフリーランスとは──テレワーク・オンラインの効用(玄田有史)
    • 第14章 コロナ禍のフリーランスの収入減少と家計悪化(長松奈美江)
    • 第15章 コロナ禍におけるフリーランスへの支援策とその効果(仲修平)
  • 付 第1回アンケート調査票
  • 執筆者略歴
  • 編者略歴

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