講師プロフィール 第112回労働政策フォーラム(2020年12月15日)
アニメーターの職場から考えるフリーランサーの働き方

オンライン開催

講演者(登壇順)

松永 伸太朗(まつなが・しんたろう) 長野大学 企業情報学部 助教

一橋大学社会学部卒業、一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程修了、博士(社会学)。主な著作に『アニメーターの社会学──職業規範と労働問題』(三重大学出版会、2017年)、『アニメーターはどう働いているのか──集まって働くフリーランサーたちの労働社会学』(ナカニシヤ出版、2020年)、『アニメの社会学──アニメファンとアニメ制作者たちの文化産業論』(共編著、ナカニシヤ出版、2020年)ほか。労働社会学・ワークプレイス研究専攻。

濱口 桂一郎(はまぐち・けいいちろう) 労働政策研究・研修機構 研究所長

1983年労働省入省。労政行政、労働基準行政、職業安定行政等に携わる。欧州連合日本政府代表部一等書記官、衆議院次席調査員、東京大学客員教授、政策研究大学院大学教授等を経て、2008年8月労働政策研究・研修機構労使関係・労使コミュニケーション部門統括研究員、2017年4月から現職。著書に『新しい労働社会』(岩波新書, 2009年)、『日本の雇用と労働法』(日経文庫, 2011年)、『若者と労働』(中公新書ラクレ, 2013年)、『日本の雇用と中高年』(ちくま新書, 2014年)、『日本の労働法政策』(労働政策研究・研修機構, 2018年)などがある。

桶田 大介(おけだ・だいすけ) 
弁護士(シティライツ法律事務所、東京弁護士会)・日本アニメーター・演出協会 監事

2002年一橋大学法学部卒業、2010年ロンドン大学クィーンメアリー校ロースクール修士課程修了。専門はアニメーション及び出版等に関する企業法務。日本アニメーター・演出協会 監事(2008年~)ほか、NGO/NPOの活動支援や政治及び/又は行政との連携によるプロジェクトマネジメントや社外役員等、国内外で多数の経験を有する。

沼子 哲也(ぬまこ・てつや) 東映動画労働組合 副委員長

1986年、東映動画株式会社(現・東映アニメーション)に第二期研修生のアニメーターとして入社。1987年に東映動画労働組合に加入。上部団体の全東映労連・映演労連の執行委員も経験。アニメ労働者のつながりを求めてAリーグ(アニメーションサッカーリーグ)の事務局も担当。東映動画労組結成の1961年に生まれ、来年に組合とともに定年を迎える。

船越 英之(ふなこし・ひでゆき) 亜細亜堂労働組合 委員長

1963年2月生まれ。1985年4月亜細亜堂に入社。初原画はスタジオぴえろ制作の「あんみつ姫」(1986)。その後「きまぐれオレンジロード」(1987)「燃える!お兄さん」(1988) ※共にスタジオぴえろ制作 を経て、日本アニメーション制作「ちびまる子ちゃん」で初の作画監督(1990~)を務める。キャラクターデザインの仕事は「ちびまる子ちゃん」(1995〜)。「さくらももこ劇場コジコジ」(1997〜1999) 共に日本アニメーション制作。「かいけつゾロリ」シリーズ(2004〜)など。2017年7月に亜細亜堂労働組合を結成。