連合系中央メーデーは4月29日に代々木公園で開催

2017年4月28日 調査部

[労使]

連合系メーデー(大会実行委員長=神津里季生・連合会長)の第88回中央大会は4月29日に東京・代々木公園で開催される。スローガンは「長時間労働の撲滅 ディーセント・ワークの実現 今こそ底上げ、底支え、格差是正の実現を!」。来賓あいさつは、塩崎恭久厚生労働大臣、小池百合子・東京都知事、蓮舫・民進党代表が行う予定。

基本方針にNGO・NPOとの連携強化、長時間労働是正についての特別決議も

中央大会では、昨年に続き、連合が目指す「働くことを軸とする安心社会」の実現をめざすことのほか、「クラシノソコアゲ応援団! RENGOキャンペーン」との連動を図り社会のうねりを呼び起こす運動をつくること、NGOやNPOなどとの連携を強化していくことを基本方針とする。

式典では、来賓あいさつのほかに、NPO法人STANDの伊藤数子・代表理事がNGO・NPOを代表して連帯あいさつを行い、日教組の川添まゆ美・臨時・非常勤教職員等全国協議会議長が非正規職場からの訴えを行う。また、社会福祉法人熊本市社会福祉協議会の中川奈穂子・事務局長が被災地の現状をアピールする。

採択するメーデー宣言では、震災を風化させない取り組みや、「働き方改革実現会議」の実行計画の着実な進展に向けた努力、ディーセント・ワークの確立などを訴える。長時間労働を是正する取り組みの強化に向けた特別決議も採択する予定で、同決議のなかで、長時間労働の撲滅だけでなく、過労死ゼロに向けた職場での取り組み、勤務間インターバル制度の普及に向けた協約締結拡大などの取り組みの強化を訴える。