人材育成部門アドバイザリー・リサーチャー
稲川 文夫
昨年、職業訓練を通じた人づくりプログラムの指導でヨルダンを訪問した。
そして、日本の公共職業訓練の現場から失われつつある経験やノウハウが見事に活かされ機能している現状を知る機会を得た。
現在、ヨルダンには2名の職業訓練専門家が派遣されており、訓練活動の改善に向けた技術協力に取り組んでいる。彼等が派遣された当初のヨルダンにおける職業訓練は、国の予算で若年者を対象とする養成訓練が中心で、多くの発展途上国がそうであるように、企業の要求と乖離した訓練内容、訓練修了生の技能レベルの低さ等の問題が顕在化していた。 |