VRTカード

目次

VRTカード イメージ
  1. VRTカードとは?
  2. VRTカードの特徴
  3. VRTカードの内容
  4. VRTカードの使い方
  5. 利用上の注意
  6. VRTカードの販売について
  7. 関連リンク
  8. お問合せ先

1.VRTカードとは?

VRTカードは、心理検査「職業レディネス・テスト」の職業興味と職務遂行の自信度に関する項目を1枚ずつのカードに印刷した、親しみやすく、扱いやすいキャリアガイダンスツールです。

54枚のカードに書かれている仕事内容への興味や、その仕事を行うことについての自信を判断していくことで、興味の方向や自信の程度が簡単にわかります。

2.VRTカードの特徴

職業興味・職務遂行の自信を簡便に測定できます

職業興味や自信の有無をカードの分類という形で調べるので、机があればどこでも簡単に実施でき、結果の整理も容易です。分類に要する時間は、利用者が一人で行う場合は平均約3分、実施者読み上げ方式でも約10分です。

使い方を自由にアレンジできます

利用者自らがカードを分類し興味や自信を調べるという使い方の他に、教師と生徒、カウンセラーとクライエントが対話をしながら使う、あるいは教室で生徒同士が交代で実施するなどにより、実施者と受け手の相互コミュニケーションを図るツールとしても利用できます。

テストとしての圧迫感を与えず、楽しく実施できます

カードを分類することで対象者の特性を調べる方法のため、紙と鉛筆を使う検査よりも心理的な緊張感が少なく、構えず楽しく実施できます。また、実施後の結果説明や感想を聞く場面でも、実施者と受け手がスムーズに会話を進めることが期待できます。

心理検査「職業レディネス・テスト」の信頼性を保持しています

VRTカードは、「職業レディネス・テスト」という標準化された心理検査の項目に基づいて作成されたツールであり、一定の信頼性が保証されています。また、検査結果の尺度は、世界中で様々な実証研究がなされているホランドのRIASECモデルに基づいて構成され、その信頼性、妥当性が保証されています。

3.VRTカードの内容

VRTカードのおもて面には、1枚につき1つの職業の職務内容を記述する短い説明が、うら面には、(1)おもて面に記述されている職務内容に対応した職業名、(2)ホランドの職業興味の6領域(RIASEC)に関する情報、(3)基礎的志向性の3分類(DPT)に関する情報が書かれています。

VRTカード表面・裏面の写真

職業興味の6領域(RIASEC)とは以下の内容のとおりです

R領域(Realistic)
現実的興味領域

機械や物体を対象とする具体的で実際的な仕事や活動の領域

I領域(Investigative)
研究的興味領域

研究や調査のような研究的、探索的な仕事や活動の領域

A領域(Artistic)
芸術的興味領域

音楽、美術、文学等を対象とする仕事や活動の領域

S領域(Social)
社会的興味領域

人と接したり、人に奉仕したりする仕事や活動の領域

E領域(Enterprising)
企業的興味領域

企画・立案したり、組織の運営や経営等の仕事や活動の領域

C領域(Conventional)
慣習的興味領域

定まった方式や規則、習慣を重視したり、それに従って行うような仕事や活動の領域

*「職業レディネス・テスト第3版手引」より

基礎的志向性の3領域(DTP)とは以下の内容のとおりです

D志向(Data Orientation)
対情報関係志向

各種の知識、情報、概念などを取り扱うことに対する志向性

P志向(People Orientation)
対人関係志向

主として人に直接関わっていくような活動に対する志向性

T志向(Thing Orientation)
対物関係志向

直接、機械や道具、装置などのいわゆる物を取り扱うことに対する志向性

*「職業レディネス・テスト第3版手引」より

4.VRTカードの使い方

VRTカードの職務内容の記述または職業名を見て、その仕事をやってみたいかどうかの興味や上手くできるかどうかの自信で分類し、職業への興味や自信への方向性を測定します。

VRTカードはいろいろな使い方ができますが、実施者と受検者が1対1で行う実施方法が基本的な使い方です。

各事例をまとめた「VRTカード事例集」もご参照ください。

基本的な実施方法(職業興味による分類の例)

STEP1 カードの分類

画像:カードの分類

実施者は職務内容が書かれているカードのおもて面(番号とカードの内容)を一枚ずつ読み上げ、受検者に手渡します。受検者はその内容に興味があれば「やりたい」、興味がなければ「やりたくない」、判断ができなければ「どちらともいえない」に分類します。

STEP2 分類結果の記録

54枚すべてのカードの分類が終了したら、結果・記録シートを使って分類結果を記録します。「やりたい」に分類されたカードの番号をシートの表で見つけてマル(○)をつけていきます。「どちらともいえない」「やりたくない」についても同様に行います。

STEP3 カードの整理と解釈

画像:カードの整理

「やりたい」に分類されたカードを裏返し、職業興味の6領域(RIASEC)の記号ごとに、結果・整理シートの周りに並べます。各領域に何枚のカードがあるか、どんな内容のカードが多いか、興味のある領域には他にどんな仕事があるかなどを実施者と受検者が対話形式で確認します。「どちらともいえない」「やりたくない」に分類されたカードについても同様に行います。

5.利用上の注意

VRTカードは、心理検査「職業レディネス・テスト」の「職業興味」及び「職業遂行の自信度」の検査部分をカード化し、簡便に測定できるようにしたものです。

しかし、本格的に職業に対する興味・関心や職務遂行の自信度を測定し総合的に解釈を行うとともに、個々の職業興味の発達という観点からその全体像を理解するためには、詳しく測定できる「職業レディネス・テスト」を用いる方が効果があります。

VRTカードは、カードを使って作業をしながら、職業興味について、いろいろな形で対話したりコミュニケーションをしたりするためのツールです。

6.VRTカードの販売について

当機構成果普及課まで直接ご注文ください。
(当法人からの直接販売のみとなります。書店・大学生協等でのご注文・お取り寄せはできません。)

販売価格

カード
本体価格 800円+税
カードセット

本体価格 900円+税

(セット内容)

  • カード
  • 結果・記録シート(A4判)1枚
  • 結果・整理シート(A3判)1枚
利用の手引
本体価格 500円+税
結果・記録シートセット(A4判/20枚入)
本体価格 100円+税
結果・整理シートセット(A3判/20枚入)
本体価格 200円+税

7.関連リンク

8.お問合せ先

研究調整部 成果普及課

電話:03-5903-6263 FAX:03-5903-6115

メール:book [at] jil.go.jp ※[at]を@にご修正ください。