群馬大教授を懲戒解雇/部下5人にパワハラ

(2014年11月26日 調査・解析部)

[動向]

群馬大(前橋市)は20日、部下の教職員に休日出勤の強要や女性蔑視の発言などパワハラをしたとして、医学系研究科の40代の男性教授を懲戒解雇した。教授は「反省しているが、指導の範囲と考えている部分もある」と話したという。

大学によると、男性教授は2012年1月~13年8月、自分の研究室の教職員5人に、繰り返し「土日に出勤しなければ月曜に仕事ができない」と強要。女性教職員に「結婚は三角で出産はバツだ」と発言した。5人のうち2人が退職したという。

井手孝行副学長は「将来がある研究者の芽を摘む行為で許されない。パワハラ行為の防止を教職員に徹底する」と話している。