最新号 日本労働研究雑誌 2024年4月号(No.765)


特集:労働研究の何がいま議論されているか?


2024年3月25日発行 B5判 110頁 1部937円(本体852円)(送料別) ご注文方法


※刊行後3ヶ月間は論文の要約を、3ヶ月経過後は全文をご覧になれます。(固定リンク)

2024年3月25日 掲載

特集趣旨

労働研究の何がいま議論されているか?

編集委員会

エッセイ

経済学

景気,労働サーチ,雇用ミスマッチ

向山 敏彦(ジョージタウン大学教授)

日本の労働生産性と無形資産投資

滝澤 美帆(学習院大学教授)

内部労働市場分析から学ぶ

加藤 隆夫(コルゲート大学教授)

労働市場における企業の行動と社会保険制度の設計─障がい者雇用政策と労災保険に関する研究からの知見

相澤 直貴(ウィスコンシン大学准教授)

高齢者や既婚女性の労働供給への制度の影響

近藤 絢子(東京大学教授)

国際統計からみた介護従事者の現状と課題─ウェルビーイング研究からの示唆

浦川 邦夫(九州大学大学院教授)

経営学

人的資源管理と組織及び個人成果との関係についての理論と実証

竹内 倫和(学習院大学教授)

ダイバーシティ・マネジメント研究の新たな潮流

内藤 知加恵(麗澤大学准教授)

在宅勤務が家庭生活,上司および同僚に与える影響

細見 正樹(関西大学准教授)

組織不祥事研究の現在地

中原 翔(大阪産業大学准教授)

法律

「労働者」性─労働法的保護の入口

藤木 貴史(法政大学准教授)

雇用形態差別に係る研究

大木 正俊(早稲田大学教授)

ポスト働き方改革における労働時間規制の在り方に向けた課題

細川 良(青山学院大学教授)

社会学

社会階層研究の現在─労働関連分野を中心に

麦山 亮太(学習院大学准教授)

「男性のケア」をエビデンスにもとづいて議論するために

平山 亮(大阪公立大学大学院准教授)

テクノロジーに支援された協働作業の社会学的探究─ワークプレイス研究の現在

秋谷 直矩(山口大学准教授)

書評

梅崎修・南雲智映・島西智輝 著『日本的雇用システムをつくる 1945-1995─オーラルヒストリーによる接近』

久本 憲夫(京都橘大学教授)

論文Today

争議行為に伴う使用者による賃金控除の適法性─労働者の人権保護の観点から

有泉 明(東京大学大学院法学政治学研究科助教)

フィールド・アイ

定額乗り放題定期券のこと(台湾から①)

寺崎 里水(法政大学教授)


次号予告(2024年5月号)

特集「ジェンダー平等における『公正』と『経済合理性』」(仮題)

近年の労働政策において重要な課題の1つである男女格差の縮小について、社会的公正の実現と女性の社会参加による経済成長の両側面からジェンダー平等を捉え、これからの労働のあり方や政策への示唆などについて考察します。どうぞご期待ください。

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