労組、系列ストアの商品値引きで生活支援

※この記事は、旧・日本労働研究機構(JIL)が作成したものです。

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  • 国別労働トピック:2001年10月

全国労働組合会議(NTUC)は2001年7月25日、政府の景気浮揚策の発表に先立ち、640万Sドル規模の労働者生活支援策を実施すると発表した。系列ストア「フェアプライス」で米、塩、砂糖、調理油などの生活必需品200品目を最大で20%値引きする。

商品の値引きは、フェアプライス以外でも、系列の加工食品販売店や薬局でも実施され、また系列保険会社では、保険料の支払い延期や毎月のローン返済の繰り延べ(最大30%)に応じる。

NTUCは、1997年のアジア経済危機の際にも2600万Sドルもの支援策を実施している。

今回の支援策の実施期間は、8月末までを予定しているが、リム・ブンヘンNTUC書記長は必要性があれば期間延長もあり得るとしている。

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