女性の労働参加が進展
政府系の経済研究機関であるゼツリオ・バルガス財団のブラジル経済研究所研究員の調査によると、99年の経済活動人口に対する女性の参加割合は44%となり、隣接国のアルゼンチンの34.3%、チリの36.6%などより高いことが分かった。これはブラジルの経済が90年代に急速に成長したことと、70年代から女性の学歴が上昇し、働きたい女性人口が増加した結果である、としている。
反対にアルゼンチンでは強し経済後退から高い失業率が長期間続き、特に女性の失業率が増加して、女性の労働市場への参加割合は低下している。
ブラジルの女性労働力の増加は様々な理由から成っており、前記した理由のほかに労働市場の給与水準が毎年低下してきたために、夫の収入減少分を妻が働いて補っていることや、GDPに対する寄与率を毎年増加させているサービス業に女性の職場が増加していること、平均して女性の学歴が男性より高くなづていることなどが指摘されている。
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