銀行業労組、5.8%賃上げの21カ月協約締結
2000年4月27日、銀行業界使用者団体のBAOと金融部門の従業員組合であるFinansforbundetとの間で、約3万5000人の銀行員を対象とする21カ月間の協約が締結された。この新しい協約は、2001年12月31日まで有効であり、この期間中に賃金を5.8%引き上げ、各従業員に少なくとも2.8%の賃上げを保証するものである。
すべての従業員が2000年4月1日から1.5%(少なくとも月400クローネ<1クローネ=12.13円>)の賃上げを保証され、2001年9月30日には、全員の賃金が少なくとも2.8%引き上げられることになる。銀行員の平均月給は、2万6000クローネであるが、1万3000クローネを下限として大きな格差があり、組合側によれば、大多数の従業員の月給は約2万1000クローネである。
続いて実施される地域賃金交渉は、伝統的な方法に従って銀行と組合の間で、もしくは(スウェーデンで増えているように)管理者と従業員個人との間で行われるであろう。どちらかと言えばこの新しい方法を好む使用者側は、労働時間の配分が労働組合との団体交渉で決定されるのではなく、かなりの程度まで当該従業員個人との間で取り決められるようになっていることにも満足している。しかし、時間外労働時間の上限は、年間200時間から100時間に引き下げられた。
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